メタバースという言葉とともに「VR」をはじめ「MR」「AR」という単語も徐々に認知度が上がってきていますが、これらの違いを説明できる人は少ないように思います
僕も最初は全然区別がつきませんでした
この記事ではこれらの違いを具体例を挙げて簡潔に説明していきます
VR(仮想現実)はCG空間や立体的な画像空間などを現実世界のように体験する技術
まずは一番聞きなじみがあるであろうVRについてです
VRの定義はCG空間や立体的な画像空間などを現実世界のように体験する技術とされています
つまり、VR技術を使えばゲームのように実際に起きていないことをまるで自分が現実で体験しているかのように錯覚させることができるということですね
具体的にはVRゴーグルを用いることで顔の動きとディスプレイの映像が連動することが代表的です
先月にはMeta社(旧Facebook社)から最新のVRゴーグルである「Meta Quest Pro」
2023年には「Meta Quest 3」が発売されるなど、今後のさらなるVRの発展に期待ですね
MR(複合現実)は現実世界に仮想的な物体を映し出す技術
次にVRと比べると聞きなれないMRについてです
MRは日本語名で複合現実と訳されるように、現実世界と仮想世界を融合させた技術です
少し難しいですがMR内では現実のものと仮想のものが互いに影響し合います
例えば、仮想世界で作ったデジタルの花を現実世界の壁や机の上に飾ったりすることができます
映画「アイアンマン」の中でトニースタークがアイアンマンを作るときにもMRの技術は登場しています
立体的に映し出されたデジタル設計図を手で操るシーンはとてもかっこいいです
実は完璧ではないものの、すでにMR技術は開発されており、VRと融合した商品が登場しています
AR(拡張現実)は現実世界に情報を重ねて表示する技術
最後にARについてです
ARは現実世界にデータやデジタル情報を表示する技術のことをいいます。
MRと似ていますが、MRが仮想上のコンテンツを現実で触れたりできるのとは違い、ARによるデジタルコンテンツには触れることができません。
この技術は少し前に爆発的に流行ったポケモンgoにも使われています
自分の住んでいる町にポケモンが現れるのは、当時とても新鮮でした
他にも、写真加工アプリで顔のパーツを認識してエフェクトをかける際にもAR技術が使われており、意外と身近に存在していることがわかります
メタバースとXR(「VR」「MR」「AR」)の関連性は?
ここまでそれぞれXR(「VR」「MR」「AR」の総称)について説明してきましたが、実はメタバースだからといってXRとは限りません
ただし、メタバースの定義を考えたときにXRの技術はとても相性がよいので「メタバース」=「XR」のイメージがついているんだと思います(メタバースの定義については後日書きます)
つまり、今後メタバースの世界が本格化し、自分で始める際にはXRの知識が前提となってくるでしょう
まとめ:「VR」「MR」「AR」の違いとメタバースとの関係
いかがでしたでしょうか
今回は「VR」「MR」「AR」の違いについて解説をしました。
MRとARは特に似ていますが、現実世界と仮想世界のものがお互いに干渉することができるかどうかがそれぞれを見分けるポイントです
また、イコールの関係というわけではありませんが個人的にはメタバースと同じくらいXRの動向をチェックする価値があると考えているので、興味がある方はXRの技術について調べてみてくださいね
コメント