最近テレビを見ているとよくメタバースのCMが流れたり、Facebook社がMeta社に改名したりいろいろなところでメタバースのことを見聞きすると思います
今回の記事では、メタバースとはなんなのか、どんなものがあるのかについて誰でも理解できるように解説をしていきます
メタバースという言葉はmeta(超)とuniverse(宇宙)をくっつけた造語
メタバースという単語は英語のmeta(超)とuniverse(宇宙)を組み合わせた造語です
直訳すると”超宇宙”ですから、名付けた人はファンキーなセンスの持ち主ですね
この言葉は「スノウ・クラッシュ」というSF小説の中で登場する仮想空間サービスの名前をメタバースと呼んだことが起源です
小説での言葉が起源というの、戯曲内の言葉が起源であるロボットと似ているね
1992年にこの小説が発表されて以降、仮想空間のことをメタバースと呼ぶことが多くなりました
ちなみに、仮想空間は他にもバーチャル空間や電脳空間など様々な名称があります
そもそも完璧なメタバースは存在していない?
じつは、今の段階ではどのようなものをメタバースと呼ぶのか人によって異なります
ここで、1つのメタバースの定義を引用します
メタバースとは
Matthew Ball
1.リセット、一時停止、終了がなく、永久に続く
2.すべての人が同じ時間軸で生活をする
3.同時参加人数に制限がない
4.所有、投資、売買などの概念があり、仕事から報酬が得られる
5.デジタル世界と物理世界にまたがる経験を提供する
6.デジタルアセット(保有している価値のあるデジタルデータのこと)に関して、前例のない相互運用性を有する
7.数多くの企業や個人がコンテンツを生み出している
上の引用はベンチャーキャピタリストであるMatthew Ballさんの定義です
現在、上の1~7までをすべて満たしたメタバースは存在しないので、少なくてもBallさんの定義ではメタバースはまだまだ未完成であるといえます
今、メタバースと呼ばれているものは発展途上なんだ
一方で、多数の企業は「メタバースは自分のアバターを使って仮想空間で活動すること」を定義としてメタバース事業に取り組んでいます。
以下では、メタバースという言葉をこの定義で使います
「メタバース=ゲーム」が今の主流
現在、自分のアバターを使って仮想空間で活動することがメタバースとして認識されていると上述しましたが
「これって最近のゲームにも当てはまってね?」
と思いませんか?
実際に、オンラインでゲームをすることとメタバースは類似点が多く、「マインクラフト」や「フォートナイト」はメタバースの代表例とされています
あつまれどうぶつの森やRobloxなどのゲームもメタバースといわれているよ
さらに、VRやMR、ARを活用すればより没入感を得ることができ、現実に近い形でコミュニケーションをとることが可能となるためメタバースとの相性はかなりいいです
VR MR ARについてよくわからないという人は以前書いた記事を読んでみてください!
メタバースを語る上で欠かせない?VR MR ARの違いとは?
このように、3DCGゲームを母体とするメタバースは比較的作りやすく、ユーザーが集まりやすいため今はゲームがメタバースの主流であるといえます
ただし、メタバースを大衆にも浸透させるにはSNSをはじめ様々な分野での開発が必要とされるので、今後はゲーム以外でのメタバースがより注目されています
昨年、SNS大手のFacebook社はメタバースに力を入れると宣言し社名をメタバースからとって「Meta社」に改名したよね
まとめ:メタバースとは仮想空間で自分のアバターを操作できるサービス
いかがでしたか
メタバースの定義は人によって違いますが、現在は仮想空間で自分のアバターを操作できるサービスという認識で問題ないと思います
今後はゲーム以外でもメタバースの活躍が増え、複数のサービスを利用できるインターネットのような存在になることを期待したいですね
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