メタバースは失敗した?なぜそう言われるのか、忖度なしで考察してみた

メタバース

世間でメタバースの知名度が上がっている一方で、「メタバースは失敗した」と囁かれることも少なくありません

今回の記事では、なぜ失敗したといわれているのか、流行るためには必要なことも織り交ぜながら忖度なしでまとめました

 

なお、今回の記事の内容は主観が入ることが多いので、あくまで個人の意見として見てください

メタバースが失敗したといわれる原因

① メタバースとは何か浸透していない

メタバースという単語自体は知っていても、具体的にどのようなものを指すのか理解している人は少ないです

その結果、胡散臭いと感じたり、始めたいけど何からすればいいのかわからずユーザーが伸び悩んでしまっていることが原因の一つかもしれません

ただし、現在一般的に使われているメタバースという言葉はあいまいなものなので理解されずらいのは仕方がないのかもしれません

メタバースとは何かピンとこない方は、以前書いた記事を参考にしてみてください

そもそもメタバースって何?最近よく聞くメタバースについて解説
最近テレビを見ているとよくメタバースのCMが流れたり、Facebook社がMeta社に改名したりいろいろなところでメタバースのことを見聞きすると思いますInstagramの待機画面今回の記事では、メタバースとはなんなのか、...

② キラーコンテンツ(代表作品)が登場していない

メタバースとは何かを知ってもらうのには、実際に具体的な作品を知ってもらうことが手っ取り早いしユーザー数の増加にもつながります

youtuberであればHIKAKINさん、パズルゲームならテトリスやパズドラ、カードゲームなら遊戯王など代表的な作品の有無はそのジャンルの知名度に深くかかわってきます

しかし、現在「メタバースといえば~~(作品)だよね」といえるようなキラーコンテンツがまだ登場していません

メタバースを扱った事業を持つ企業が増えていることもあり、今後世代を超えたサービスの普及がますます期待されています

③ メタ社の開発したプラットフォームが流行らなかった

メタ社(旧Facebook社)が2021年末に一般公開した「Horizon Worlds」は現在

  • カナダ
  • フランス
  • アイスランド
  • アイルランド
  • スペイン
  • 英国
  • 米国

の計7か国で利用できるプラットフォームです(2022年12月の公式ホームページより)

 

真偽はわかりませんが、このプラットフォームの開発には日本円で約一兆円かかったといわれています

比較として、ゲームの開発費で最も高額といわれている「Desty」(2014年発売)が5億ドル(2014年の日本円で約520億円)であることを考えると、相当メタ社の気合が入っていますね

 

しかしながら、2022年の2月には月間ユーザー数が30万人という好スタートをきったものの、2022年の10月にはユーザー数が20万人にも満たないとWSJ(経済メディア)が報じています

なぜユーザー数が伸び悩んだのかはさておき、メタバースに最も力を入れているといってもいいメタ社のプラットフォームがあまり流行しなかったのは、キラーコンテンツの登場を待っているメタバース市場全体にとってダメージが大きい出来事でした

 

 

今後メタバースが流行るためには

以上が私の考えるメタバースの失敗した理由でした

次に、今後メタバースが流行るために必要なことを考察していきます

 

①キラーコンテンツの登場

何度も書きますが、やはりキラーコンテンツの登場はどんなサービスにおいても流行するうえで必要不可欠です

一度大きくユーザー数、知名度を増やすことができればメタバース全体の注目度はさらに上がり企業側はより質の高いメタバースの開発を目指し、ユーザーがそれを現実やSNSで広めさらにユーザー数が増えることが期待できると私は考えます

 

ただキラーコンテンツが登場するには、メタバースを利用するうえである程度敷居が低いことが重要です

 

②簡単にメタバースが利用できるようにする

例えば、クオリティが高く誰でも楽しむことができると話題のメタバースが開発されたとします

しかし、実際に自分が使ってみたいと思っても必要なハードウェアが高額になってくると話は別です

 

ユーザー数の獲得を目的とした場合、必要な設備が高額なものであることはどれだけ良いサービスであっても障害となります

特にアクティブなユーザーになると思われる学生にとっては、かなり影響がありそうです

 

例えばメタ社が販売しているVRゴーグルである「Meta Quest2」の価格は約5万円なので、学生が購入するには少しハードルが高いように思います

 

最低限、学生がメタバースを体験するのに無理のない価格で設備を整えることがキラーコンテンツの登場に必要な要因の一つと考えています

 

また、以前私が体験したclusterというサービスはスマホ一台で始めることができるので、メタバースをとりあえず体験してみたいという方にはお勧めです

 

③革新的なサービスを開発する

現在開発されているメタバースの多くは、ゲームをベースにしたものが多いです

つまり、現在のメタバースのほとんどはゲームというカテゴリの中の一つの世界でしかないということです

もちろん、VRを使ったゲームはインパクトはあるのですが多くの層に広まっているかと言われれば微妙なところです

より多くの層にうけるには、ソードアートオンラインのようなゲームであっても没入感を極限まで高めたものや、サマーウォーズに出てくるOZのように現実世界に溶け込んでいるような革新的なサービスが必要だと考えます

 

まとめると、今後メタバースを世界的・長期的に流行らせるとなると社会生活で必要不可欠なサービス、または全く新しい唯一性のあるサービスの登場が必要な条件であるということです

 

まとめ

今回はかなり主観的な意見が入ってしまいましたが、私が考えるメタバースの失敗と流行するために必要なことについてまとめてみました

 

この他にも、「メタバースが流行るためには~が必要だ」という方がいたら意見を聞きたいので是非コメントしてください

 

それでは

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